2023年02月20
不動産投資の基礎
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目次(Index)
スキーム(scheme)とは、「計画」「枠組み」という意味の単語になります。そのため、不動産投資のスキームは不動産投資を行うための仕組みや流れという意味になります。
不動産投資といっても、不動産会社から紹介を受けた実物不動産を購入したり、小口化商品・ファンドを購入するなどさまざまな種類があります。
代表的な不動産投資のスキームとして下記をご紹介します。
TMKスキームは特定目的会社(TMK:tokutei mokuteki kaisha)が各投資家から出資金を募って現物不動産を購入・運用します。その運用で得た利益を分配する不動産投資スキームになります。
通常の実物不動産を購入する場合、ある程度の自己資金が必要になります。しかし、TMKスキームの場合、特定目的会社が1口〇万円という形で有価証券を発行して複数の投資家に販売するので、投資家は少額で不動産投資を始められるメリットがあります。
GK-TKスキームは合同会社(GK:Godo Kaisha)が投資家に匿名組合(TK:Tokumei Kumiai)出資をしてもらって、運用で得られた利益を投資家に分配する不動産投資スキームです。
匿名組合出資は、当事者の一方が相手方の営業のために出資を行って、その営業から生ずる利益を分配する形式になります。
GK-TKスキームはTMKスキームと違い金融庁への届出が不要なので、投資家からの資金調達が簡単な手法になります。
REITスキームは不動産投資信託・不動産投資法人が投資家から資金を募って不動産投資を行い、運用で得られた利益を分配する不動産投資スキームになります。
REITスキームは不動産の投資信託と考えられており、一般の個人の方でも気軽に行うことができます。
不動産投資といって少額で購入できるREITや不動産クラウドファンディングから高額になる実物の不動産投資と種類があります。
不動産投資に対する知識が全くないよりも、基本的な知識を身に付けておく方が安心して取引することができるでしょう。
また不動産投資初心者を狙った悪徳業者も存在しますので、一定の知識武装しておくことは重要です。少しでも怪しいと感じたら、すぐに購入するのは避けて、家族や友人に相談してみるのも選択肢の一つです。
不動産投資の契約の際には契約書を締結することが一般的です。
複数ページに渡る契約書を読むのを嫌がる気持ちは分かりますが、できる限りすべてに目を通しておいて、金額や期間など重要な点に関しては、再度確認するように意識しましょう。
中長期の投資の場合、途中経過を報告するレポートなどもあるので一度確認してみてください。
弁護士や不動産会社など不動産投資をするにあたって、信頼できる相談相手がいると心強いでしょう。万が一詐欺などのトラブルに巻き込まれた場合、被害を最小限にするためにも早く連絡して対処するように動きましょう。
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